妊娠中のおっぱいケアって何をしたらいいんでしょう?
まず昔の生活を想像してみてください。
ノーブラで、薪割をしたり、よく歩いたり、和食の粗食で自然の恵みを頂いて暮らしていました。
何もしなくてもおっぱいはゆさゆさ揺れて、首回り、肩甲骨周りも自然に動く仕事が多かったです。
現代はどうでしょうか。
ワイヤー付きのブラをし、掃除機、洗濯機、スマホにパソコン、車で移動し、食事は動物性食品が多く、高カロリーで添加物も多くとっています。
おっぱいのボリュームはあっても、乳首は押さえつけられ伸びにくかったり、へこんだりしています。
前傾姿勢になることが多く、首、肩、目、頭がカチコチに凝っています。
おっぱいは白い血液と言われ、血液から作られています。
なので血流がとても大切です。
何も気にせず現代の生活を送っていると、せっかくの自然の仕組みで出てくるはずのおっぱいも、トラブルが絶えなくなってきます。
ではどうしていくといいのでしょうか?
肩甲骨が動いているか意識して、しっかり腕をふって歩くだけでも体はポカポカし、血流も良くなって肩こりまで改善できるかもしれません。
家の中ではノーブラか締め付けない下着で過ごしましょう。
おっぱいの形は十人十色、人それぞれのケアもありますので、細かいケアについては助産婦外来でお話しましょう。
赤ちゃんもお腹の中でおっぱいを吸う練習をしています。
皆さんのぜひ妊娠中からご自身の体や赤ちゃんに目を向けてみてくださいね。
助産師 服部