ある日、自宅に保険屋さんが突然訪ねてきました。
もう、何年もお会いしていない方だったので、その方のことを思いだすのに時間がかかりました。新しい保険ができたとの勧誘に、「少し検討させてください」と答えました。
そして、「あの時、あなたから色々教えてもらって、それを孫に伝えました。本当にありがとうございました」とお礼を言われました。
どうやら、医療職を目指しているお孫さんがいて、その彼女?彼?が選択に迷っておられた。私はたぶん色々と偉そうに「こうした方が良いとか、ああした方が良い」とお話ししたのでしょう。少しずつ、記憶が戻ってきました。
この方の再訪がなければ、この話を思い出すことはきっとなかったでしょう。
私が助産師として出会う妊婦さんは、入院期間が短いこともあり、その多くは次の勤務時には退院されています。
だからこそ、その瞬間の気持ちをくみ取り、「この人と出会えて良かった」と思っていただけるような働きをしていきたい。そう思いを新たにするきっかけを与えてくださいました。
これからもよろしくお願い致します。
助産師 天然楽子