今年で44歳になります。人生でいったら折り返しどころか、もう3分の2ぐらい過ぎたあたりでしょうか。
若い時を振り返ると、時間もない、お金もない、あれもこれもない!と常に飢餓状態で、まわりのことを見渡す余裕もなかったように思います。常にイライラして、他人と比べて落ち込んだり、攻撃的な気持ちになったり忙しかった~。
ところが、40代になってみるとそういうしがらみや他人の評価なんてまったく、まったくといっていいほど気にならなくなるんですね。(いいか悪いかはさておき)相手が自分のことをどう感じるかはその人の問題で、わたしの課題ではないわ~、知ったこっちゃないわ~って感じです。
そして、他人ではなく、自分の軸が基準になると、本当に生きやすくなります。自分が心地いいか、そうじゃないかで全て決めればいいので、生きるのがとても簡単になりました。
20代の時は、年を重ねるごとに色々失っていくようなイメージがありましたが、実際は正反対、なにを焦っていたんだろう、と本当に思います。(いろいろ失ってはいるんですよ、軟骨とか健康な歯とか視力とか記憶とか)
コタツでゴロゴロしながら、ネットフリックスで適当に映画を観て、編み物しているそばで、猫が2匹毛糸でじゃれあってる。なんてことない日常だけど、私の欲しかったものすてがあって。予想もしてなかった幸福な毎日を送れていること、ありがたいなぁと感じます。
禍と福は編んだ縄のように交互にやってくるといいますが、もう少し今の幸せを味わっていたいと思います。
助産師