当院では妊娠中は「よく身体を動かしましょう」「よく歩きましょう」と指導をし、その方が自身の身体性を高めることによって、自分の力で安産できるようにと産前ケアに取り組んでいます。
かくゆう、自分は過去二度のお産は他院で出産したこともあり、運動や歩くことへの意識は低かったかもしれません。しかし、子育てに入ってからは、より歩くことへの意識が高まり、暇をみては子供たちと歩くようにしています。ちょっとそこのドラッグストアまで、スーパーまで、公園まで。
そのようにしていたおかげか、高校一年生の息子は休みの日には、誰よりも早く起きて早朝散歩にでかけています。(※思春期のモヤモヤをはらすためかもしれません)
小学6年の娘は反抗期に入ってきて、なかなか歩くことにうんと言ってはくれなくなりました。「アイス買ってくれたら」「ジュース買ってくれたら」とも言わなくなり、週末の買い物散歩も渋るようになっています。
そんな我が家が、つい先日、義実家からの帰り道。国道23号線上で、車がパンク。歩いて30分かかる、修理店まで歩くことになりました。
いつもの街並みとは違う、工場地帯。コンビニはあるけれど、楽しく歩けそうな街並みではありません。23号線から徒歩で下へ降りて、歩くこと30分。途中、コンビニで水を買って、用を足して。
「これが夜間だったら。災害時だったら」と想定をしながら、「ああ、子供たちに歩く習慣をつけておいてよかった」としみじみ思いました。息子はこのままあと3時間は歩けそうだ、娘の今日の靴は厚底すぎて、歩くのに適していなかった。など、など。
もちろん、普通のスポーツで体力をつけることもよいのですが、ただただ歩くという行為を家族で日ごろからしておく大切さが身にしみました。
さて、春には中学にあがる娘。彼女を今後はどうやって誘い出すか。それが、これからの課題です。
総務 江川