5年前の春は妊娠中でした。
毎朝、散歩をしていると、山つつじが一斉に芽吹き開花しました。
自然界の命あるものは自分が咲く時期を知っている、お腹の赤ちゃんもちゃんと生まれる時を知っているのだと思いました。
予定日を1週間も過ぎ、生まれる気配のない我が子でしたが、ある時 うまれるよというサイン。陣痛が強くなって、これ以上は痛くならないでと思うと陣痛がおさまってゆく、その繰り返しに お腹の赤ちゃんはお母さんになる私のことを傷つけることはしない、優しい子だな、温かいな、幸せだなと思いながら過ごし、我が子が生まれてきました。
小さいこどもとの毎日は きれいごとではありません。
妊娠中も育児もたくさん泣いたり笑ったりしながら、日々過ごしています。
助産師 志