今年の5月から、『吉村医院あさひ産婦人科』お試し畑クラブが活動中です。活動中とはいっても…とあるファミリー農園の一角でさつま芋と大豆を育てています。
初回は5月、さつま芋の苗を植えることでした。田んぼの中に畝が作られていて、連日の雨で土がぬかるみ、畝と畝の間は水たまり、ぬかるんだ土に足を取られて立ち往生する人あり、私は草履が埋まり1歩も踏み出せず、結局、素足で田んぼ(畑)に入りました。泥セラピーでとても気持ちよく、つるつるすべすべに(笑)
さて、計9本の苗を渡され、お箸で10㎝ほどの穴をあけ苗を差し込み植えていきます。真っすぐ植えると大きな芋が少しできる、斜めに植えると中くらいで程よくできる、船底のようにたわめて植えると小さな芋が沢山できる、かもしれない。
どのくらいの大きさの芋がどのくらいできるのかは収穫時のお楽しみです。植え付けから2か月9本すべての苗がきちんと根付き芋づるが伸びています。短いもので50㎝、長いものだと1m近くも伸びて隣の苗と絡まっていたり、隣の畝に進出しています。
夏は草との戦いです。草に養分を取られてしまわないように苗の株元を中心に除草を頑張らねばなりません。1カ月も経つと草が蔓延り苗を覆いつくします。芋づるを辿って株元を見つけ出し、草と絡まった芋づるを傷つけないように慎重により分けて、出来るだけ草の根元近くで刈り取ります。
株元は丁寧に、それ以外は大まかに教わりながらの除草です。
芋づるはとても丈夫で作業中にひっくり返った葉っぱは自然と表に戻って翌日には何事もなかったように葉っぱを広げて光合成しているそうです。その力が頼もしくもあり、有難くもあり、微に入り細に入りというお世話ができず心苦しく思いつつ、逞しく育ってねと声を掛けている次第です。
つづく
助産師