「元始、女性は太陽であった。」
母子保健室が解体されて、更地になりました。来春、そこに木造2階建ての産婦人科診療所が誕生します。その名前を「吉村医院 あさひ産婦人科」と名付けました。
吉村医院に来てから10年以上経過して、吉村正先生のご教授「お産は日の出のごとく」の理解と実践の道半ばですが、吉村医院で出会う「素晴らしき命の輝き」を次世代につなぎたい一心で、とにかくリニューアルいたします。
そして何故「あさひ」なのか。
「元始、女性は太陽であった。」と表現したのは平塚らいてうですが、私の母の本棚にあった、タイトルでもあり、女性のエネルギーと本来の役割を表現しているといつも感じていました。太陽の中でも、日の出の「あさひ」を指針として、女性一人一人が健やかに朝を、新たなる命を、新たなる家族を清々しく迎える支援、そんな産婦人科が出来ますようにと願いをこめて決めました。
まあ、実のところ、夫が「あさひ産婦人科がいいじゃない。」と言ってくれてことがきっかけであり、17歳の息子も、3歳の娘も、そして相棒達も賛成してくれたので、お守り代わりに名付けました。
「あなたの嬉しいが私も嬉しい」をモットーに、輝く命の礎を、今後30年続けさせて頂きたいです。至らぬ点が多々あるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。
令和3年3月 田中寧子