私にとって、美しい直筆

  • 院長ポエム

医師になって10年目に吉村正先生より、この本にメッセージをいただいた。

5歳の息子を連れて愛知県岡崎市の吉村医院へ来て15年。

「なぜこの仕事をしたいのか?」20歳と5歳のふたりの子どもを授かり、育てていく中で心底幸せと思うから。その恩返しをしたい一心で働いています。

お産は母子と家庭の原点です。お産の時を大切にするということは、それぞれのタイミングを尊重することで、その人はもちろん、その家族や社会の未来の尊厳を守ることだと考えています。

“尊厳”とは尊く、おごそかで犯してはならないこと。気高く、威厳があること。人としての尊厳とは、人間としての根源的な価値。人の尊厳を守ることは、その人の自由と生存を尊重すること。

陣痛中の女性は圧倒的です。母の胸にたどり着いた新生児は哺乳動物です。生きるための呼吸と行動を開始します。ひっきりなしに。

                                  院長 田中寧子

吉村正先生直筆。平成20年2月27日。吉村医院での初めての研修時に、田中院長にあてて書いてくださった
「幸せな、お産」は吉村正先生が撮影された、出産後のお母さんと赤ちゃん、そしてその家族をおさめた写真集です

岡崎市に根ざして90年以上

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